梅光学院高等学校同窓会

東京支部総会

 

梅光女学院高等学校・中学校校長 力丸 晃

 

日帰り日程での上京、国内移動での飛行機利用、北九州空港の利用、と初めて尽くしの旅でした。救いはスターフライヤーの乗り心地の良さでした。勿論、梅光学院同窓会東京支部総会へは全くの初参加でした。

 

会場に到着しても、初めての顔ばかり・・・だろうと思いこんでいました。しかし、たくさんの懐かしい顔で溢れていたのです。嬉しくなって気分が高揚したのでしょう。講演ではつい気を許して放談をしてしまいました。

 

現在、梅光女学院中高は、来年度の中一から、男女共学校となるための産みの苦しみをしています。することなすこと初めてのことばかりです。私自身はそんな大それた事などできるわけがありません。実は、「神頼み」なのです。

 

自分が言い出しっぺなのに、神頼みとは人聞きの悪い話ということになります。だからといって、神頼みには違いないのです。勿論、神に頼みっ放しと言うわけにもいきません。中高の全教員が一丸となって取り組んでいるのです。

 

カリキュラム一つをとっても、検討に長い時間を要しました。新カリキュラムは来年度から採用することになっています。善は急げ、ということです。来年度の中一生が高校生になるのを待ってはいられないからです。

 

英語科の募集停止という決断は、身を切る思いでした。私自身が精魂込めて起ちあげたものだからです。代償として、新カリキュラムでは、音楽科も含めて全生徒に外国人の授業を受けるチャンスが与えられています。上手に選択すれば、英語科並みに英語の授業を受けることだってできるように工夫しています。自画自賛でもしないと、先に進めないのです。

 

センター試験対応科目をたくさん受講することだってできるのです。本当は「センター対応現国」のような科目名にしたかったのですが、それがかなわなかったのがちょっぴり悔やまれます。

 

男子の制服はどのようになるのかと、問い合わせがきています。必ずしも男の子どもの保護者からのものでないのが残念なことです。

 

来年度からは「梅光学院中学校・高等学校」となります。梅光では学力をつけることは勿論、力強い、心のしっかりした男子を育てる自信があります。礼拝を基軸とした心を育てる教育では十分な実績があるからです。

 

同窓生の皆さま、どうぞお子さんやお孫さんを梅光へ送り込んで下さい。お知り合いに梅光の良さを吹聴して下さい。その後は、「神頼み」といきましょう。

2011年9月

 

力丸 晃先生 プロフィール:

1944年                下関にて生を受ける

1967年                北九州市立北九州大学外国語学部英米学科卒業

1967年                学校法人梅光女学院高等学校教諭(中学校併任)

1982年                インディアナ州立大学修士課程卒業

1994年                学校法人梅光女学院  中学校主事

1997年                学校法人梅光女学院           梅光女学院大学短期大学部講師

2004年                学校法人梅光学院 退職  梅光学院大学非常勤講師

2010年                学校法人梅光女学院高等学校・中学校 校長

 

著書:

『アメリカ留学365日』(1989年)(梅光女学院)

『ようこそアメリカへ』(1990年)(梅光女学院)

『不登校――自立への旅立ち――』(1999年)(東洋出版)

(日本図書館協会選定図書)

 

 

他のご来賓からのご寄稿

浜谷静枝 先生(梅光学院同窓会会長)

梶間眞寿美 先生(梅光学院同窓会前会長)

    サイト内検索